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大腸CT検査(CTコロノグラフィー)について

◎健診センターで大腸CT検査(CTコロノグラフィー)ができます。

※症状がある場合や便潜血検査で陽性となった場合は、保険診療の適応となりますので、消化器センターへお問い合わせください。

大腸がんの状況

2019年に大腸がんの死亡順位は、男性3位、女性1位、男女計2位、
2017年に大腸がんの罹患順位は、男性3位、女性2位、総数1位、

(国立がん研究センター がん情報サービスより)

大腸がんの死亡数は食生活の欧米化もあり、年々増加しており今後、男女ともに死亡順位が1位となると言われています。しかし、早期発見して治療すれば、ほぼ治癒が可能とされています。

大腸がん検診の現状

便潜血検査2回法:2日分の便を少量採取し、便に混じった血液を検出する検査です。がんやポリープなどの大腸疾患があると大腸内に出血することがあり、その血液を検出する検査です。
しかし、大腸がんにおいて常に出血が起こっているとは限りません。また、がん以外の原因で消化管からの出血することもあります。便潜血検査では100%大腸がんを発見することはできません。
そこでさらに発見率の高い検査が必要となります。

大腸CT検査(CTコロノグラフィー)とは

肛門から大腸に炭酸ガスを注入する事により、大腸を拡張させ、CT装置で腹部の2体位撮影を行います。マルチスライスCTのデジタル画像データを活用することで、大腸3次元画像を作成します。内視鏡を用いることなく、CTにて撮影した画像を用いて大腸病変を発見する方法です。

大腸CT検査の長所と短所
長所
・短時間(15分程度)の検査。
・前処置が比較的簡単。
・下剤を飲む量が少ない。
・検査時の痛みを伴うことが少ない。
・内視鏡の挿入が困難な方にも検査することができる。
・腹部を撮影するため大腸以外の臓器の一部情報を得ることができる。
短所
・組織の採取ができないため、異常が指摘される場合は、大腸内視鏡を受けることが必要。
・病変の色や硬さの情報が得られないため、平坦な病変は描出されにくく、5mm以下の
 ポリープ様病変の描出精度は大腸内視鏡に比べて劣る。
・医療被ばくがあり、妊娠の可能性がある場合は行うことができない。
こんな人にお勧め

・便潜血反応は陰性であったが心配な方
・症状はないが大腸の詳しい検査をしたい方
・家族に大腸がんになった人がいる
・油っこい食事が好き
・毎日アルコールをのむ

検査に関する注意

・検査日の3日前以前に事前問診、同意書の確認、造影剤、下剤、検査食の説明のため、来院が必要です。
・検査日の前日より検査食を召しあがっていただきます。また、造影剤、下剤も服用していただきます。
・検査食、下剤、造影剤服用後、検査日の変更があった場合、再度購入していただく必要があります。
・大腸CT検査では組織検査(生検)や治療はできません。精密検査すべき所見があった場合は、大腸内視鏡検査を受けていただく必要があります。

料金

(10%税込)

事前問診日(検査食、造影剤・下剤を含む) 8,800円
検査日 22,000円

外来受診を
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