当科の特色
当科では下記のような一般皮膚疾患の診察を行っております。
(湿疹、かぶれ、水虫、ニキビ、じんま疹、アトピー性皮膚炎、タコ・イボ、白班、脱毛、とびひ、水いぼ、 帯状疱疹、ヘルペス、虫さされ、皮膚のできもの、ほくろ、多汗症など)
また当科は愛知医科大学皮膚科からの医師により、地域基幹病院として上記のような一般皮膚疾患に対するきめの細かい診察と、特殊皮膚疾患に対しては大学病院と直結した最新の医療を提供しています。
月・火・木・金曜日は常勤医の女性医師が診察を担当し、
水曜日は愛知医科大学病院から派遣の非常勤医師が診察を行っております(各担当医は不定期に変更あり)。
[地域の先生方へ]
当院では地域連携システムによる診察を行っております。
ご紹介いただいた患者さんに必要な検査、処置等を行った後に、再度紹介元の先生方へ再診していただくよう連携を図っております。
重症薬疹、悪性腫瘍などの入院加療が必要な症例は地域の中核病院、大学病院へ紹介させていただく場合もあります。
(緊急で入院が必要な症例などは、来院前の診察時間内に一度ご連絡をいただけますと幸いです。)
金属アレルギーパッチテストをご希望の方へ
まず、皮膚科外来へ受診し(初診の方は予約できません)、金属パッチテストの説明と予約をとります。
4日間の来院が必要です。
<例>
金属パッチを貼る日が「月曜日」の場合
→水曜日(第1回判定日)と、木曜日(第2回判定日)と、翌週月曜日(第3回判定日)
金属パッチを貼る日が「火曜日」の場合
→木曜日(第1回判定日)と、金曜日(第2回判定日)と、翌週火曜日(第3回判定日)
また、下記の注意事項があります。
・パッチテストを行う前4日間は、「アレルギーをおさえる薬」を中止する必要があります。
・パッチテスト中、3日間は入浴禁止です。
・汗をかくようなことや、運動はできません。
・汗をかく7月~8月にかけては、施行できません。
[施行している金属の種類 (16種)]
塩化コバルト、重クロム酸カリウム、硫酸クロム、硫酸ニッケル、硫酸銅、塩化アルミニウム、塩化金酸、塩化第二スズ、塩化第二鉄、塩化白金酸、塩化パラジウム、三塩化インジウム、四塩化イリジウム、塩化亜鉛、塩化マンガン、臭化銀
※詳しくは、社会医療法人愛生会 総合上飯田第一病院 1階皮膚科外来までお問い合わせください。
日用品のかぶれでお困りの方へ...パッチテストパネル(S)によるパッチテストを行っています
日用品(金属[ニッケル・クロム・金]、毛染め、香料、ゴム製品など)の何でかぶれているのか原因を知りたい...そんな方へ
平成27年5月に佐藤製薬から画期的な検査キットが発売されました。
日本人でかぶれを起こしやすい原因物質を25種類ほど選定したものが、「ジャパニーズスタンダードアレルゲン」と呼ばれています。
その中から、21種類のアレルゲンを厳選し、さらにメルカプトベンゾチアゾールを加えた22種類のアレルゲンがこのパッチテストパネル(S)に使用されています。
このシートをはることで、日用品の何にかぶれているか知る手がかりとなります。
(ただし、すべての原因がわかる訳ではありません。)
各々の項目については、以下のリンクを参照してください。
No.1-24はこちらから>
※No.9と18はコントロールといって反応のでないもの(ワセリン)を貼付します。
◇検査費用: 【保険適応】5,810円 ※3割負担の場合
※上記の金額以外に、初再診料など別途かかります。
※24項目のセット検査になりますので、個々の項目のみの検査はできません。
(例えば、毛染めのかぶれが心配なので、パラフェニレンジアミンのみを検査したいというリクエストにはお答えできません。)
※判定日には、別途再診料が必要です。
◇パッチテストの施行日程、予約の取り方については「金属アレルギーパッチテストをご希望の方へ」の説明と同じです。ご希望の方は、社会医療法人愛生会 総合上飯田第一病院 1階皮膚科外来まで。
※6月中旬~10月中旬の汗をよくかく時期の検査は、ただしい判定ができなくなる可能性があるため行って
おりません。
※パッチテスト薬剤の準備のため、当日来院していただいても行えないことがあります。