当科の特色
19世紀のなかばまで、突然始まるめまいは医学的に脳卒中の一種だと考えられていましたが、その後のさまざまな研究で過半数に耳の機能低下が関係していることがわかり、さらにそのきっかけとして内科疾患・外科疾患などあらゆる領域の病気に可能性があることがわかってきています。
当外来では内耳機能検査(レントゲンや聴力検査・眼振検査など)に加えて全身的な検査も行って原因をひろく探っています。発声障碍の原因はめまいほど広くはありませんが、それでも腫瘍や心臓・大血管の病気からおこることもあり、全身的な検査を必要とする場合があります。
医療機器
3T(テスラ)MRI検査、睡眠時無呼吸症候群の在宅スクリーニング検査、入院精密検査、喉頭電子スコープ、赤外線眼振検査装置
検査方法
造影MRIによる内リンパ水腫の画像検査、赤外線眼振検査