形成外科とは皮膚、軟部組織およびこれに隣接する諸臓器の先天異常、外傷、熱傷、あるいは腫瘍摘出後に生じた組織欠損や変形を、組織移植などの方法で形態的のみならず機能的にも修復再建し、患者様のQOLを図ることを目的とする外科学の新しい分野であります。
従来の外科が、切除を主体とする切除外科とすれば、形成外科は切除した後の再建外科といえます。また、醜状変形した部分を可能な限りもとに戻す修復外科とも言えます。
対象とする疾患は先天異常、腫瘍、外傷、熱傷、あざ、と広範囲であり、全身に及びます。
具体的には、やけどやけがの後のケロイド、乳癌切除後の乳房再建、顔面神経麻痺、漏斗胸や鳩胸、床ずれ、手足や耳の形態異常、身体のどこかにできたしこり、眼瞼下垂、糖尿病性の足潰瘍などを扱います。
これらのことでお悩みの方は、第1,3,4,5の火曜日の午前9時から外来を行っておりますので、遠慮なく相談に来てください。