当科の特色
手術前の健康状態を把握し、最も合う麻酔方法を選択して説明をさせていただくための「手術前診察」、手術中の患者さんに付き添い、呼吸・循環状態を絶えず観察して、安全に手術が終了するよう全身管理を行なう「手術中の麻酔」、手術後に痛みの少ない状態で速やかに麻酔から目が覚めるようにする「手術後の管理」、当院ではこれらすべてを麻酔専門医が担当しています。
当科は全身麻酔中の呼吸管理の質を高めるため、低侵襲な数種類の声門上気道確保器具、カメラ付きの喉頭鏡、気管支内視鏡など各種の器具を用意しております。それにより患者さん一人ひとりに合った、より低侵襲で安全な呼吸管理を行なっています。
また鎮痛薬を点滴経由で持続的に投与する方法、持続硬膜外麻酔、超音波ガイド下末梢神経ブロックといった鎮痛法を全身麻酔に併用することにより、手術後の痛みの緩和も積極的に行なっています。