診療内容
[入院期間]
通常の手術の場合、術後3日間ほどは毎日の診察が必要と考えています。通院が可能であれば、必ずしも入院の必要はありません。しかし、1週間ほどの俯き姿勢が必要な方、通院治療が困難な方は入院をお勧めしています。硝子体手術翌日に退院する方もあれば、両眼白内障手術のために1週間ほど入院する方もいます。眼の状態を最優先としますが、可能な限り患者さんの都合に応えるように努力しています。参考までに手術成績の項目に平均入院期間を示しました。
[紹介患者さんの術後の診察]
通常の白内障手術後の診察は紹介医のみですが、何か問題があれば再診していただきます。硝子体手術後の当院への受診は原則的には、術後1月、2月、3月、6月、1年ですが、病状などの諸事情により変更しています。その間は紹介医への受診が必要です。
[手術適応]
手術適応は可能な限り科学的データに基づいて決めるようにしています。眼の状態、患者さんと家族の都合を優先し、術者と病院の都合は二の次とするように努力しています。手術適応および手術方法に迷ったら、最終的には自分の身内に行う方法を選択します。
対象疾患・治療法
[白内障]
白内障手術
[緑内障]
緑内障手術 レーザー治療など
[網膜硝子体疾患]
硝子体手術 抗VEGF治療 レーザー治療 PDT治療など
実績
診療実績
●2022年度
年間 外来延べ患者数 20,866人
年間 新入院患者数 1,157人
●2021年度
年間 外来延べ患者数 21,052人
年間 新入院患者数 1,103人
●2020年度
年間 外来延べ患者数 20,545人
年間 新入院患者数 1,153人
●2019年度
年間 外来延べ患者数 20,564人
年間 新入院患者数 1,141人
●2018年度
年間 外来延べ患者数 20,152人
年間 新入院患者数 1,111人
●2017年度
年間 外来延べ患者数 20,698人
年間 新入院患者数 1,199人
●2016年度
年間 外来延べ患者数 20,045人
年間 新入院患者数 1,394人
●2015年度
年間 外来延べ患者数 19,555人
年間 新入院患者数 1,390人
2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | |
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網膜硝子体手術 | 440 | 396 | 406 | 375 | 372 | 382 |
薬剤投与(抗VEGF) | 739 | 588 | 641 | 661 | 629 | 708 |
総手術件数 | 2,164 | 1,918 | 2,134 | 2,217 | 2,266 | 2,421 |
紹介件数 | 1,250 | 1,199 | 1,237 | 979 | 1,023 | 1,064 |
手術実績
硝子体手術例の90%以上が紹介例で、そのほとんどを古川、熊谷で行っています。麻酔は局所麻酔で行います。可能な限り痛みを除き、低侵襲でスムーズかつ迅速な手術を目指しています。有水晶体眼では眼内レンズ手術を同時に行うのが通例です。
2006年1月から12月に行った裂孔原性網膜剥離手術(バックリング手術、硝子体手術)と主な疾患に対する硝子体手術の成績を表に示します。再手術例、硝子体手術既往眼、続発性黄斑上膜、併発症のある黄斑円孔、古い黄斑円孔、増殖網膜症などは含まれません。術後の最も良い視力を術後視力とし、対数視力で0.2以上の上昇を改善とし、視力の平均は相乗平均です。