エキスパートナース紹介

エキスパートナース紹介

チームをリードし、強みを発揮

認定看護師とチーム医療

認定看護師

認定看護師とは、専門とする特定の看護分野において認定審査に合格し、熟練した看護技術と知識を保有することが認められたハイレベルな看護師です。

河井智子
糖尿病看護認定看護師 河井智子
2003年に当院で糖尿病教育を開始した当時から、糖尿病看護に携わっています。現在は内科外来に所属し、糖尿病患者さんやそのご家族に対して、治療に関する相談、自己管理に関するアドバイス、生活習慣の見直しなどをおこなっています。また、フットケア外来では爪甲切除、角質除去、たこや魚の目の処置に加え爪の切り方、足の観察方法、正しい靴の選択方法、歩き方といったセルフケア指導もおこなっています。
糖尿病の治療は、食事・運動・薬物療法が基本であり、生活をしながら生涯に渡って患者さんが主体的に治療を継続していくことが必要です。そこには、治療を継続していくことの困難さや辛さ、時には治療を投げ出したくなるようなこともあると思います。どのような思いで糖尿病と向き合っているのか、患者さんの思いを引き出すことや、受診された時の言葉がけに気をつけています。患者さんやご家族の気持ちに寄り添い、病気について分かりやすく伝えることで、生活習慣を見直すきっかけ作りができたら、と思い関わっています。患者さん一人ひとりがその人らしい生活が送ることができるよう、患者さんとご家族と一緒に考えていきたいと思いますので、お気軽に声をかけていただけると嬉しいです。

認定看護師の活動とチーム医療

当院では、医師と看護師、薬剤師、臨床検査技師などが専門の立場から治療に関わる「チーム医療」を推進しています。認定看護師は、チーム医療の中心的存在として全体をリードし、責任感とやりがいを持って取り組んでいます。

チームで活動している内容
認知症サポートチーム(DST)
感染対策チーム(ICT)
緩和ケアチーム(PCT)
褥瘡対策・排尿ケアチーム
栄養サポートチーム(NST)

認定看護師資格取得の支援制度

当院では一定以上の経験とスキル、意欲を持つ看護師の認定看護師資格取得を支援しています。

チーム医療をリード

認知症サポートチーム(DST)

認知機能が低下した患者さんに適した治療や、より良い療養生活のためのサポートを、チームで進めていきます。医師・看護師・コメディカルスタッフとともに、認知症患者さん・家族の方に対し、入院から退院までしっかり対応しています。

松井千恵
認知症看護認定看護師 松井千恵
近年、高齢化に伴い認知症を患っている患者さんの入院が増加しています。認知障害は慣れない入院生活や治療により、身体的・精神的ストレス症状で悪化します。そのため、症状によっては治療を妨げ、入院生活に支障を来す方が多くいます。また医療スタッフも認知障害で引き起こされる症状の対応で、仕事の負担が増加し、場合によっては他の患者さんのケアに影響をきたすことがあります。
そのため、認知障害を認める患者さんや支えている家族が、よりよい医療を受ける入院生活を過ごせるようサポートするために、DST(認知症サポートチーム)を立ち上げ、医師・看護師・コメデカルスタッフと共にケアに取り組んでいます。
今後は病院内だけでなく、地域の方々にも貢献できるよう、認知症カフェの開催、訪問看護ステーションや施設との連携をしていきたいと思います。
加藤貴代
認知症看護認定看護師 加藤貴代
私は、当院で2人目の認知症看護認定看護師として活動しています。
高齢化が進み、急性期治療を受ける入院患者さんは高齢の方や認知症の方が増え続けています。入院生活はベッドでの安静など制限が多く、点滴や酸素・ドレーンのチューブなど普段の生活ではみることのない物が身体の周囲に取りつけられることで、認知症の方や高齢の患者さんは混乱をきたしやすい環境となっています。
私は病棟勤務をしているため、より患者さんの身近な存在として、スタッフとともに認知症ケアに取り組んでいます。自宅での習慣や患者さんの趣味・好きな食べ物などをケアに取り入れることで患者さんの表情が笑顔に変わったときが、喜びを感じる瞬間です。
今後も患者さんの不安や緊張が少しでも和らぐよう、細かく情報をとり、入院による環境の変化を減らし、よりよい環境で入院生活を送れるよう病棟スタッフとともに支援していきます。

感染対策チーム(ICT)

感染対策チームは、特定の症状・疾患だけに対応するものではなく、院内のあらゆる部門、すべての人々を感染から守るという重要な役割を担います。スタッフへの日々の啓蒙活動のほか、万一の感染状況にいち早く対応し、リスクを未然に防いでいます。

清水真介
感染管理認定看護師 清水真介
当院は、急性期総合病院であり、先進医療および地域との医療連携の充実を図っています。そのため、患者層は小児から高齢者までと幅広く、疾病は外傷、悪性腫瘍、生活習慣病などと多岐にわたります。医療技術の高度化に伴い、易感染患者さんは確実に増加しています。これら易感染患者さんを含む全ての人々を感染から守るために十分な院内感染対策を行うことが重要になります。
私は感染管理組織の一員として、職員教育などの感染管理プログラムを策定・実践し、また病院感染発生事例を分析・評価し、感染対策の改善に活かしていこうと考えています。そして、感染対策に関する基本姿勢を職員に周知し、医療の安全性を確保し患者さんに信頼される医療サービスを提供していくことを目的とし日々取り組んでいきたいと思います。
小島康裕
感染管理認定看護師 小島康裕
当院で2人目の感染管理認定看護師として活動できるよう、早期から看護部より支援を受け、看護師7年目で認定看護師としての研修や資格取得に向けた環境を整えていただくことができました。
そうした助力のもと、当院の院内感染対策チームの一員として活動しています。患者さん、家族、病院に関わる全ての職員を感染症から守るために、医師、薬剤師、臨床検査技師のチームで、感染症の監視と早急な対応、日常的な感染対策の実践指導といった、組織横断的な活動を行っています。感染対策の技術や知識を指導して支援をしているつもりですが、「手洗い」のような基本的な感染対策でも適切な場面・方法で実施できるようになることが困難なのが現場です。
私は、病棟看護師として勤務しており、患者さんの療養生活に最も近い立場から、現場の意見を取り入れ、実行可能な予防対策を検討しています。感染発生状況や感染対策の実施状況を見て、聞いて、数値化しながら、現場の問題は水面下で終わらせないよう、感染しない・させない・拡げない医療環境の提供を目指し取り組んでいます。

緩和ケアチーム(PCT)

がんなどの患者さんやそのご家族に対して、心身の苦痛を和らげることで「その人らしい」生活を送ることができるよう、臨床心理士や医療ソーシャルワーカーなども交えたチームで支援する体制を整えています。特に看護師は日々患者さんに寄り添い、情報収集に努めます。

佐藤真嗣
がん性疼痛看護認定看護師 佐藤真嗣
私は緩和ケアチーム専従看護師として活動をさせていただき、さまざまな職種のメンバーと一緒にがん患者さんへ日々ケアに当たっています。その中で、Aさんとの出会いを紹介させていただきます。Aさんは障害を持つ家族を一人で支えて生活していたある日、がんの宣告を受けます。すでに痛みが生じていましたが、家族を置いて入院できません。私は医師、薬剤師と連携し、入院せずに自宅で疼痛コントロールが行えるように電話対応などで援助するとともに、医療ソーシャルワーカーや、家族のケアマネージャーたちとも連絡を取り合いました。細かい薬の調整が難しい自宅での痛みのコントロールは難渋しましたが、家族の支援が決まったと同時にAさんは入院。そこからは臨床心理士やリハビリテーションスタッフ、管理栄養士、歯科衛生士もケアに加わり、チームで全力でフォローしました。そして残される家族に安心できるサポートを確認したところでAさんは息を引き取りました。
患者さんの苦痛を取るというのは私たちの使命です。しかし、病気を患った患者さんは自分の身体のことよりも大事にしたいものがあるかもしれません。私はAさんとの出会いを通して、患者さんが大事に守っているものを理解したうえで医療が提供できなければ真の医療とはならないと学びました。私たち一人ひとりの力は小さいかもしれませんが、皆で協力することでより大きな力となるはずです。そんなケアが行えるようなチーム、病院でありたいと思います。

褥瘡対策・排尿ケアチーム

褥瘡や皮膚のかぶれ、潰瘍などの創傷や、人工肛門、人口膀胱、失禁などの排泄に関する問題を持っている患者さんに、一人ひとりに合ったケア、処理を行い、日常生活が向上できるよう、スタッフ一丸となってサポートに努めています。

林佳美
皮膚・排泄ケア認定看護師 林佳美
褥瘡(床づれ)や皮膚のかぶれ、潰瘍などの創傷や、人工肛門、人工膀胱、失禁などの排泄に関与する問題を持っている患者さんに、一人ひとりに合ったケア、処置をおこない、日常生活が向上できるようお手伝いをさせていただきます。
近年、入院期間の短縮や退院後は在宅へ帰られる患者さんが増えるなか、褥瘡が治る前に退院することに不安を抱いている患者さん、家族が多いと思います。少しでも不安を取り除き、安心して在宅で過ごせられるように、病院スタッフへの指導、教育をおこない、スタッフ一丸となってサポートできるよう努めていきたいと思います。
人工肛門、人工膀胱を造設した患者さんは、退院後スムーズに社会生活に復帰できるよう排泄物が漏れない、皮膚のトラブルを発症しないような装具選択、ケア方法を提供していきたいと思います。今後は地域の方々にも貢献できるよう、訪問看護ステーションや施設との連携をとっていきたいと思います。
平成28年7月に「排尿ケアチーム」が発足されました。このチームは排尿に問題がある患者さんを泌尿器科医師、リハビリテーションスタッフとともに回診しています。頻尿や排尿困難が軽減されるよう内服薬や行動療法の検討を行っています。症状が緩和されるよう関わっていきたいと思います。

栄養サポートチーム(NST)

高齢による機能低下や、脳血管疾患や外科的な疾患によって、摂食・嚥下障害が生じてしまうことがあります。こうした方に適切な栄養指導や機能訓練などを行い、「食べる喜び」を味わっていただくため、チームとして多角的なアプローチを展開します。

中川由香
摂食・嚥下障害看護認定看護師 中川由香
高齢化が進み、入院患者さんのほとんどが高齢者となっています。入院前までは家族と同じご飯を自分で難なく食べていたという方でも、入院により体力の低下や絶食による機能低下などで、摂食・嚥下障害が出現してしまう可能性もあります。また、高齢者でなくても脳血管疾患や外科的な疾患により摂食・嚥下障害を発症してしまうこともあります。摂食・嚥下障害は訓練を行うことで、改善することが可能です。また、改善が困難な症例でも代償法や補助具を使用することで障害を補うことができます。患者さんが食べる楽しみを持ち続けるためには私たち医療者が急性期からアプローチしていくことがとても大切になります。
私は、患者さんに食べる楽しみを忘れずにいてほしいと思い、経口摂取への援助の手助けができればよいと感じ、摂食・嚥下障害看護認定看護師を取得しました。当院では、言語聴覚士(ST)が主となり摂食・嚥下障害の訓練を行っているため、今後は共に協力し合い患者さんの笑顔を増やしていけるよう頑張りたいです。

見学・採用に関するお問い合わせ

社会医療法人愛生会 本部 人事課
TEL.052-914-7071